紅麹問題でルール厳格化も…日本の機能性表示食品制度は世界一ユルい 「そもそもサプリを食品ということに無理が」
売り手目線ではなく消費者目線で
「いまの日本には薬と食品というカテゴリーしかありません。機能性表示食品は食品のカテゴリーですが、錠剤のような機能性表示食品を“食品”だと思って口に入れている消費者がいるでしょうか。そもそもサプリを食品と言うことに無理があります。ですから、医薬品に準じたものとしての“サプリ”という第三カテゴリーをきちんと作って、厳しい安全ルールを作っていかなくてはなりません」 として、現在の見直しについてこう語る。 「政府による制度見直しが現在の枠組みの中での見直しであれば、根本的な解決にはなりません。売り手目線で議論するのではなく、消費者目線で議論すべき。それには一にも二にも安全性という視点が重要ではないでしょうか」
デイリー新潮編集部
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