【フィギュア】「ゆなすみ」複数組出場の全日本に感激「やっとこうやって試合ができる」
フィギュアスケートの全日本選手権は20日に、大阪・東和薬品RACTABドームで開幕する。ペアで2度目出場の「ゆなすみ」こと長岡柚奈(19)、森口澄士(22)組(木下アカデミー)が開幕を翌日に控えた19日、会場での公式練習に臨んだ。 前回大会のペア出場者は1組だったが、今回は三浦璃来、木原龍一組ら4組が出場。複数組で練習から切磋琢磨(せっさたくま)し、気持ちも引き締まった。森口が「やっとこうやって試合ができるので、僕としてはうれしい」と言えば、長岡も「たくさんいる中で、自分たちがどれほど成長したかを確かめたい」と大会への心構えを明かした。 長岡は、9月に痛めた右足首を3週間ほど前に再び負傷。万全の準備はできなかったが「構成を落とすことになるけど、その分出来栄え点でちゃんととれるように、1つ1つのエレメンツのクオリティーを上げてきた」と完成度の高い演技で高得点を狙う。 結成2季目。今季はグランプリ(GP)シリーズ2戦に出場し、初の海外GPとなる第5戦フィンランド大会ではフリー全体3位の120・05点を記録するなど、経験を積んだ。全日本仕様に、森口は髪色を「アッシュベージュ」にしてイメージチェンジ。新鮮な気持ちで、大舞台を迎える。【竹本穂乃加】