ホンダと日産、経営統合に向け協議 業界に衝撃
持株会社の下で統合 三菱自動車も参加?
大手自動車メーカーのホンダと日産が経営統合に向けた協議を行う予定であると、日本経済新聞が報じた。 【写真】国内二大巨頭がまさかの統合?!【ホンダe:Ny1と日産アリアを写真で見る】 (45枚) 両社はEV市場における競争激化に対抗するため、EV向けのプラットフォームとバッテリーの共同開発を行う計画を発表している。 日経新聞によると、両社は単一の持株会社のもとに統合することを検討しているという。同紙はさらに、日産が24%の株式を保有する三菱自動車も、このグループに含まれる可能性があると伝えている。 日産とホンダは、それぞれ国内第2位と第3位の自動車メーカーであり、昨年は合わせて世界で約750万台の自動車を販売した。 ロイター通信によると、両社は声明で、今後の進展があれば「適切な時期」に関係者に通知するとしているという。声明では、「今年3月に発表した通り、ホンダと日産は、互いの強みを活かした将来の協業について、さまざまな可能性を検討している」と書かれている。 経営統合が実現すれば、自動車業界全体に大きな影響を与えるだろう。日産はフランスのルノーと長年にわたって提携関係にあり、両社はプラットフォームを共有し、今後数年間でお互いにEVを生産する予定である。 ホンダと日産の統合の噂が立ったのは今回が初めてではない。2020年、フィナンシャル・タイムズは、安倍晋三首相(当時)が日産とルノーの関係悪化を懸念し、両社に協議を促したと報じた。しかし、両社ともこの計画を拒否したと言われている。
執筆 AUTOCAR JAPAN編集部