【精神科医が教える】自分に否定的な意見を耳にしたとき、ネガティブな人は心が凹む、ではポジティブな人は?
誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになります! ● 批判的な声にどう対処する? 今日は「自分に批判的な声が聞こえてきたとき」の考え方についてお話ししたいと思います。 批判的な声を耳にすると気になって、大なり小なり心が凹んでしまいがちですよね。それはリアルな生活でも、オンラインのSNSでも同様です。 でも、アテクシはちょっと違った視点を持っているんです。 ● スーッと気が晴れる新たな考え方 自分にとってネガティブな声が耳に入ってくるのは、自分の交流範囲が広がっているからだともいえるんですね。 このことに気づいている人は少ないかもしれませんが、ちょっと考えてみてください。 もしアナタの人間関係に変化がなく、マンネリ化しているなら、耳当たりのよい声や無難な意見しか耳に入らなくなりがちです。 そうではなく耳障りな声が入ってきたということは、新しい交流関係が広がりつつある証拠ともいえるのです。 ● 自分にとってのチャンス そう考えれば、これは自分にとってのチャンスです。新しい環境に飛び込んでいる証拠であり、そのなかに新たなチャンスも広がっているからです。 もちろん、傷つくこともあるでしょうが、それでも人間関係がリフレッシュされることで、新たな出会いやチャンスが生まれる可能性があるわけです。 特にSNSでは、投稿がバズると、普段のフォロワー以外の人からの批判や意見が目立つようになります。 それは、新しい交流関係が広がった証拠であり、アナタの影響力が広がった証拠でもあるのです。 ● 新たな出会いやチャレンジの機会 新たな交流が広がると、耳当たりのよい意見も増えれば、逆に耳障りな声も届くようになります。これは必ずしも悪いことではなく、むしろよい変化かもしれません。 自分にとって批判的なことを言う人が現れると嫌な気分になるかもしれませんが、それを逆手にとって、自分の環境を新しく構築していくチャンスだと考えてみてはいかがでしょうか。 新たな出会いやチャレンジの機会が転がっているかもしれません。 ※本稿は『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。
精神科医 Tomy