【才色兼備な日本ブランド解説】知っておくべき6つのタグを数万枚のスナップから厳選
職人技、デザイナーの想い、今の気分の表現方法……。たとえ円安が進もうが、日本の服には誇るべきポイントがたくさんある。 【写真9点】「知っておくべき6つのタグを数万枚のスナップから厳選」の詳細を写真でチェック そこで今回は6つの注目株、“着る人ぞ着る”系のジャパンブランドにフォーカス!
① 「ヘリル」のコート、「バトナー」のニット
野窪芳郎さん(48歳) 柔らかくも繊細な肌触りが、暖かさだけじゃない安心感をもたらすコート。絶妙なフェード感が優しさを物語るパンツ。いずれも、国内最高レベルの技術・経験に裏打ちされた「ヘリル」が手掛けし逸品だ。 その上質なコンビネーションと同調するインナーには、仕立てのいい「バトナー」のニットを選出。国内有数のニット産地である山形生まれのファクトリーブランドだけに、その品質は格別。見て、着て、喜びは果てなく広がっていく。
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② 「サンカッケー」のレザーベスト
鈴木康央さん(41歳) 色味も風合いも全身暖かな、冬のコーディネイト。カウチンニットの上で主役の存在感を放つレザーベストは、手仕事にこだわる「サンカッケー」の渾身作だ。 デザイナーの尾崎雄飛さんは業界きっての服好きとしても知られ、OCEANSに登場することも多い40代男子。アメリカものもヨーロッパものも隔てなく愛する、カッケー男のサンカッケー。覚えておいて。
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③ 「久米繊維」のカットソー、「マーカ」のパンツ、「ブラームス」のダッフル
鈴木海基さん(35歳) タートルネックを着て、スラックスをはき、コートを羽織る。すべてダークトーンでも、三者三様の色味。ブランドも、すべてジャパンブランドながら三者三様だ。 日本製Tシャツの元祖ともいうべき「久米繊維」のカットソー、ヘリテージデザインを丁寧に再構築する「マーカ」のパンツ、心地良い着用感を追求する「ブラームス」のダッフル。シンプルが織りなす極上のアンサンブル。その脇を固める、USブランドの配置も心憎い。
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◇ なんだか無性に安心できて、ちょっと誇らしい気にもさせてくれる。日本のいいモノには、気持ち良くさせる要素がたくさん。だからこの冬も、積極的に取り入れたくなる。はず。
OCEANS編集部