かわいいミニチュア作品が勢ぞろい! 韓国で19万人を動員した展覧会「田中達也展」が日本橋高島屋でスタート
メガネが自転車に変身!
続いて、「FORM 形から考える」の展示室では、物体の形に着想を得た作品を見ることができます。 田中さんは、アイデアを出すとき形を簡略化して考えを発展させていくそうです。例えば、丸メガネの丸が2つ並んだ形から自転車を連想。ただ、メガネのツル部分がバッチリ見える角度だと自転車には見えないので、視点と写真のアングルを工夫し、「メガネでかけ回る」という作品がつくられています。 ちなみに、本展ではすべての作品が撮影OK。さらに、大型作品が置かれたフォトスポットも随所に設けられているので、見立ての世界を楽しみながら体感できます。
スイカが赤富士に!
色に着想を得た作品を展示する「COLOR 色から考える」の部屋で目を引いた作品は、「スイカ山盛り」。なんとスイカが赤富士に見立てられています。 明らかにスイカなのですが、菅笠を被った二人の人物を含めた作品全体で見ると、葛飾北斎が「冨嶽三十六景」で描いた赤富士のように見えてくるから不思議です。 また、会場では写真作品だけでなく、実際に使われたミニチュアも展示。精巧につくられたミニチュア作品も見ごたえがありますので、ぜひじっくりとご覧になってみてください。 会場を出たあとは本展の特設ショップへ。ミニチュア作品がプリントされたTシャツや絵ハガキ、カレンダー、マスキングテープのほか、田中さんの人気絵本も販売されています。 本展は8月28日まで開催。夏休みにぜひお出かけください。 © Tatsuya Tanaka
Information
会期:2024年8月1日(木)~28日(水)※8月21日(水)は休業日 会場:日本橋高島屋S.C. 本館8階ホール 時間:午前10時30分~午後7時(午後7時30分閉場) ※ 最終日8月28日(水)は午後5時30分まで(午後6時閉場) 観覧料:一般 ¥ 1,200/大学・高校生 ¥ 1,000 中学生以下無料
田代わこ