一体どうすればいい? ローンの支払いがまだ残っているバイクを手放す方法とは
ローンが残っているバイクを売る方法とは
バイクを購入する際は、ある程度まとまったお金が必要なため、ローンを利用して購入するのもひとつの手です。しかし、せっかく購入しても、さまざまな理由でローンがまだ残っている状態でバイクを手放したいという人もいるでしょう。 【画像】ローンの支払いが残っているバイクを売る方法を画像で見る(10枚) この場合、「完済する前に売ってよいのか」や、「どのような手続きをすればよいのか」など、疑問に思っている人も居ると思います。 ローンの支払いが残っているバイクを手放す方法はあるのでしょうか。
結論から言うと、ローンの支払いが済んでいない場合は、原則として勝手にバイクを売ることはできません。その理由は、ローンが完済するまでは、バイクの所有権はローン会社にあるためです。 万が一支払いが滞った場合に、ローン会社はバイクを担保にして残債分を回収し、損をしない仕組みとなっているのがローン。ちなみに、これを「所有権留保」といいます。なお、バイクの登録関係の書類には「所有者」のほかに「使用者」が記載されています。 ローンでバイクを購入すると所有者の欄にローン会社が記載され、使用者の欄に自分の名前が記載されるのが一般的。 またバイクを売る権利は所有者にあるため、車検証や軽自動車届出済証などの所有者の欄を確認し、ユーザーである自分の名前が記載されていれば、自分が所有者である証明になります。 この場合はローンが残っていても持ち主は自分となるため、自由にバイクを売ることが可能です。
ローンで購入したバイクは、ほとんどのケースで所有権留保が付き、ローン会社が所有者となりますが、所有権留保を付けるかどうかの判断は、ローン会社の裁量に委ねられているのが現状。そのため、なかにはローンで購入したバイクでも、所有権留保が付いていないケースも少なくありません。 たとえば、勤続年数や収入などから社会的な信用度が高い場合や車両価格の半額以上の頭金を支払っている場合、購入したバイクの総額が数十万円程度で少額といった場合です。 このようなケースでは所有権留保が付かないことがあるので、ローンが残っていてもバイクを自由に手放すことができます。 このように、ローンで購入しても本人名義で所有者の登録がされているケースがあるため、ローンが残っているバイクを手放す際は車検証など、書類の所有者の欄がどのようになっているか、確認するようにしましょう。