英国は大きく変わり、しかし、エリザベス女王の存在は揺るがなかった|この週末に読みたい海外メディア記事4本|2022.09.03-09.09
How does the British monarchy's line of succession work?【The Economist/2021年10月22日付】
Queen Elizabeth II: April 21 1926-September 8 2022 (C)Alessia Pierdomenico/shutterstock.com
今週もお疲れ様でした。エリザベス女王が即位した1952年、当時の首相ウィンストン・チャーチルは「1898年のオムドゥルマンの戦いに剣とピストルだけで武装して出陣した」人物だったと、米FP誌は歴史のゲージを示します。大英帝国の黄昏からブレグジット後の新時代まで、女王が君主の座にあった70年という時間の意味と重みを、誰よりも愛されたその人柄とともに欧米メディアは見つめ直しているようです。 フォーサイト編集部が週末に熟読したい記事4本、皆様もよろしければご一緒に。 英国女王 エリザベス2世 が9月8日、96歳で亡くなった。 正確を期すなら、フルネームはエリザベス・アレクサンドラ・メアリー・オブ・ウィンザー。英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ジャマイカ、バハマ、グレナダ、パプアニューギニア、ソロモン諸島、ツバル、セントルシア、セントビンセント・グレナディーン、ベリーズ、アンティグア・バーブーダ、セントクリストファー・ネビスという15カ国の女王にして、これを含む56カ国が加盟する英連邦(コモンウェルス)の長(Head)、そしてイングランド国教会の首長などでもあった。
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フォーサイト編集部