「1試合でも多く勝利を」 ラグビー釜石SW、今季開幕前に出陣式
東北地方で唯一ラグビーの国内リーグ「リーグワン」に所属する「日本製鉄釜石シーウェイブス」(釜石SW)は13日、今季開幕を前に「出陣式」を地元の岩手県釜石市で開いた。新主将の村上陽平選手(26)=宮城県気仙沼市出身=はファン約50人に「1試合でも多く勝利を見せられるよう、チーム一丸となって頑張る」と決意表明した。 釜石SWは開幕前の練習試合で5勝1敗と好調だった。坂下功正総監督(65)=岩手県宮古市出身=は「どの試合も内容が良かった。開幕戦は必勝を期す」と意気込んだ。現在2部のチームは6季以内の1部昇格が目標で、今季は8チーム中4位以上を目指す。 釜石SWは日本選手権最多タイの7連覇を達成した新日鉄釜石ラグビー部が前身で、現在も東北6県の出身者が在籍する。今季の開幕は21日で、地元初戦の28日は釜石鵜住居復興スタジアムでグリーンロケッツ東葛を迎え撃つ。【奥田伸一】