自転車で観光地楽しむ 加賀で能登復興支援イベント
●加賀東谷、加賀橋立、柴山潟 自分のペースで健康づくり 加賀市の観光スポットを自転車で巡る能登半島地震復興支援特別イベント「サイクルボール加賀いちスペシャルチャレンジDAY」(北國新聞社後援)は20日、加賀温泉駅前を発着点とするメイン123キロ、ショート32・2キロの2コースで行われた。17都府県の176人がそれぞれのペースでサイクリングと健康づくりを楽しみ、自然と歴史を肌で感じる景観と地元名物を堪能した。 加賀温泉郷を自転車で疾走する毎年5月のイベント「温泉ライダーin加賀温泉郷」(北國新聞社後援)のコースが能登半島地震で一部崩落したことから、自転車観光都市「加賀市」を目指す異業種交流グループ「加賀まれびと交流協議会」が初めて企画した。被災地の復興支援に役立てる募金箱を設置した。 116人が走ったメインは重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)「加賀東谷」、山中温泉、山代温泉、あわら市の北潟湖のアイリスブリッジを経由し、重伝建「加賀橋立」、片山津温泉、柴山潟を巡った。 ●地元名物おにぎり、温泉卵など味わう サイクルユーチューバーのおおやようこさん、加賀市出身の競輪選手伊藤健詞さんをゲストライダーに迎え、参加者はコースに設けられたエイドで地元名物のおにぎりや豚汁、コロッケ、まんじゅう、温泉卵などを味わいながら、サイクリングを堪能した。 ショートには、最年少7歳の男児から76歳の男性まで60人が参加。自転車ツーキニスト疋田智さんがゲストライダーとして加わり、加賀温泉郷と柴山潟周辺を走った。 ツール・ド・ニッポンの全国設定コースを走行してポイントをため、サイクルボールを集める企画「サイクルボール・シーズンV・グランボール制覇を目指せ」の一環で実施した。