20年以上モーレツ社員だった私の「鋼のメンタル」が突然“絶不調”になったワケ
全く寝られないわけではなく、ある程度は眠れるのですが、その短さ、睡眠の浅さは異常でした。イライラすることも増えました。そんな自分を受け入れることができず、更に仕事にのめり込んでいったのです。 ● 意識高くともなるときはなる 「自分は大丈夫だ」と思うな その時、たまたま受診した健康診断で高血圧の診断が下ります。これはまずいと、嫌々ながらも当時の会社仲間と筋トレとランニングを始めました。 あの時、筋トレとランニングを始めていなかったら、私は重症になるまで仕事をやり続けていたはずです。 たまたまではあるものの、身体を鍛える機会を得たことは、今振り返ると、私にとっての命綱でした。筋トレとランニングを始めてから、夜眠くなることが増えてきました。その後、気が付けば、清々しい気持ちで仕事に打ち込めるようになっていたのです。 それまでの自分はメンタル不調だったのだと、そのときに気付いた、きちんと認識した、というのが正直なところです。その後も、私は筋トレとランニングを続けています。そして今では筋トレが趣味になり、趣味が講じて、ボディーメイクのコンテストに参加するほどにまでなりました。 誰でもメンタル不調になる可能性があります。意識高くビジネスパーソンとしてバリバリやっていると自負していても、「自分は、大丈夫なのだ」と決して思わないことです。
藤田康男