WILD BLUE DEBUT SHOWCASE[The First Light]レポート「どんな瞬間もお互いを支え合い、輝き合える存在でありますように」
紐解かれる、WILD BLUEの歌やダンスとの出会い
トーク企画の話題は、WILD BLUEの5人それぞれのパーソナルな面に及ぶ。6歳のころ、近所に新しくできたダンススクールに、幼馴染に誘われ通い始めたのがダンスとの出会いだった、と語る山下。「幼馴染が(ダンスを)始めてなかったら、僕もきっかけはなかったですね。友達は即やめちゃったけど、ダンスに触れるきっかけをくれました。いまもすごく楽しんでるし。そんな幼馴染も、今日来てくれてるんですよ~!」と、客席のどこかにいるであろう友人に、あらためて感謝の気持ちを向けた。 鈴川のダンスとの出会いは9歳。自宅でCMを見ていたのがきっかけで、母からダンスを習うことを勧められ、ブレイクダンスからキャリアをスタート。山下と同じように「ありがとう、お母さん!」と感謝の意を示す。池田から「今日、謙虚だねえ~」と言われると「いつもだよ!」とすかさず突っ込むところを見ると、5人中4人が関西出身であるグループの特色が垣間見える。せっかくの機会に、当時習っていたブレイクダンスの一部を披露する鈴川に、拍手が飛んだ。 鈴は9歳のころ、大阪城ホールに立ち、とあるグループのバックダンサーを務めた。その経験をきっかけに「バックではなく、いつかメインでステージに立ってみたい」と夢を抱いたそう。「もうすでに、大阪城でデビューしてるってことだ!」と言われると、なぜか小声で「そうですね」と囁き、メンバーの笑いを誘った。ダンスの魅力について聞かれたくだりで「アドレナリンが出るとか?」と言われると「今日はすごいですね、アドレナリンが」と返す。どんどんはだけていく衣装の胸元を「見ないでください~!」と抑える姿に、会場が「かわいい~!」と沸き立つ場面も。 宮武は、ダンスにまつわる圧倒的な思い出として、高校最後の文化祭を挙げた。「それまで歌とダンスは好きだったけど本格的にはやっていなくて。自宅で歌っても『騒音やめて~!』って言われたり。でも3年生のときにどうしてもやりたいと思って、僕を含めて素人たちを集めてグループをつくったんです。それでK-POPの番組に出ることになって。そのときは自信満々でしたね、そこから壁に当たることになるんですけど」と当時を述懐した宮武は、18歳なんて最近のことだね、と言われるたびに独特の間をつくり、メンバーから突っ込みを受けた。 池田も幼少期から歌とダンスが好きで、アーティストに漠然とした憧れがあった。年齢を重ねるごとに、憧れが夢へと形を変えていくことを実感し、近所のダンススクールに通い始めたのが2年前のこと。「レッスン以外の時間は、ひたすら家でアイソレーションってやつをやってました。みなさん、わかりますか?」と客席に問いかけながら、首だけを真横にテンポよく動かすダンスをして見せる。それを見た宮武が「家で『食器運んで~』って頼まれたら、こうやって」と言いながら、なめらかにアイソレーションを被せた。