最も集客した試合は? J2観客数ランキング1~10位。J1以上!? 圧巻の5万人超えを記録した試合とは?【2024年】
明治安田J2リーグは2024年のレギュラーシーズンが終了した。J1昇格争いを巡る一戦を筆頭に、今年も全国各地で熱戦が繰り広げられたが、今季最もスタジアムが盛り上がったのはどのカードなのか。2024年のJ2リーグ全380試合のなかで最も観客数を集めた対戦カードのトップ10をランキング形式で紹介する。
10位:清水エスパルス対いわきFC(IAIスタジアム日本平)
観客数:18,046人 開催日:11月3日(第37節) 第36節の栃木SC戦でJ1昇格を決めた清水エスパルスは、翌第37節のいわきFC戦で勝利し、2位の横浜FCがドロー以下に終われば、J2優勝が決まるという状況だった。 この日は優勝を見届けようと、清水のホーム・IAIスタジアム日本平には18,046人もの観客が足を運んだ。 前半をスコアレスで終えた清水は、後半もスコアが動かない重苦しい展開が続く。それでも79分にコーナーキックから蓮川壮大が頭で押し込み待望の先制ゴールを挙げた。 この虎の子の1点を守り抜き1-0で勝利。他会場の横浜FCが引き分けとなったため、大観衆の前でJ2優勝を決めてみせた。 試合後に行われた優勝インタビューでは、秋葉忠宏監督が感情を爆発させた。シャーレは秋葉監督と決勝ゴールを決めた蓮川が掲げ、サポーターと喜びを分かち合った。
9位:清水エスパルス対ロアッソ熊本(IAIスタジアム日本平)
観客数:18,137人 開催日:11月10日(第38節) 清水エスパルスは第37節のいわきFC戦J2優勝を確定させ、王者として2024年シーズンの最終戦をホームで迎えた。IAIスタジアム日本平には18,137人が来場し、チャンピオンが決定した空虚感とは無縁の熱気がスタジアムを包み込んだ。 試合は前節からスタメンを7人入れ替えた清水がロアッソ熊本の猛攻を耐え凌ぐ展開に。清水のシュート7本に対し、熊本は16本と攻め込んだが、清水のGK猪越優惟が7セーブの活躍で0点に抑えた。 すると、61分に原輝綺のゴールで先制に成功し、そのままウノゼロ勝利を収めた。負けても失うものは何もない、いわゆる消化試合だったが、王者としての貫禄を見せつける結果になったと言えるだろう。 3連勝でシーズンを終え有終の美を飾った清水。3年ぶりにJ1に帰ってくるオリジナル10は、来季どんな戦いを見せてくれるのだろうか。