一瞬で心をつかむ! プロが教える「プレゼンが上手くなるテクニック」
スライドが表示されると、相手は先にスライドの中身を読んでしまう。「プレゼンテーションの上手い人は、次のスライドをブリッジで引き寄せるのだ」と西脇氏は語る。
┌────────── プレゼンテーションは、スライドが映ってから喋るのではありません。つなげてください。重要なのは、資料が流れるようになっているかではなく、流れるように話せるかどうかです(西脇氏) └──────────
ChatGPTでプレゼン作成! 最新の生成AI活用術
最後に、プレゼンテーションにおける最新の生成AI活用事例を紹介する。西脇氏が実際に生成AIを活用しているのは以下のようなシーンだ。 西脇氏のChatGPT活用シーン
・挨拶文、挨拶メールを書いてもらう ・セミナーのタイトルや案内文のひな型を書いてもらう ・プレゼンテーションの中身を考えてもらう ・スライドの画像を描いてもらう、文言のチェックをしてもらう ・相手に刺さりそうなキーワードを探る ・お客様のアンケートを集計し、傾向を分析する
また画像作成にも生成AIを活用できる。西脇氏はマイクロソフトのイメージクリエイターである「DALL-E3」を使っているが、Adobeでも同じようなことができる。他にも便利なサイトがいくつか紹介された。 ・ AutoDraw:手描きイラストから簡単にアイコンを作ることができる。 ・ Vectorizer.AI:解像度が低く、拡大するとギザギザになってしまう画像を滑らかに修正する。
また、PowerPointでは11月1日からCopilot(コパイロット)が使えるようになった。これはマイクロソフトが提供するAIアシスタントで、たとえば、「海外からの観光客向けに、英語で高齢の方が楽しめる三重県の観光地の紹介プレゼンテーションを作ってください」と言うだけで、高品質なプレゼンテーションが作成されるという優れモノだ。
西脇氏は最後に「人生はプレゼンテーションの連続です。皆さんもぜひプレゼンテーションが上手になってください」と語り、講演を締めくくった。