一瞬で心をつかむ! プロが教える「プレゼンが上手くなるテクニック」
また、プレゼンテーションは「自分のことを話す」のではなく、「相手(顧客)と自分たちのことを話す」ものだと西脇氏。そして、全体の引用というテクニックを使うことで、相手を巻き込んで自分の紹介ができるという。
□ 全体を引用すると? 私は学生時代から水泳選手として活躍してきました。 ↓ 私は、皆さんをはじめ多くの人が経験のない珍しい水球部に所属をしていました。 聴衆を一気に巻き込むマジックワードが「皆さん」だ。相手を巻き込んで自分の紹介をするテクニックは、テレビショッピングや池上彰さん、中田敦彦さんも多用している。 ■ 「体言止め」や「質問・回答」で相手を巻き込む さらに、プレゼンテーションで重要なのは「語尾の活用」だ。まずは、末尾を名詞で終える体言止めのテクニック。 □ 体言止め 我々はこうやって危険性を指摘してきたのです。 ↓ 我々が行ってきたとても重要なこと、そう、危険性の指摘。 ┌────────── 強い、急、あるいは何かメッセージ性があるといったものには、体言止めがおすすめです。特にリーダーの方が使うといいですね(西脇氏) └────────── もっと使いやすいテクニックとしては、「質問と回答」が挙げられる。 □ 質問と回答 我々はこうやって危険性を指摘してきたのです。 ↓ 我々の活動は何だったと思いますか? そう、危険性の指摘。 我々が危険性の指摘を行ってきたのか? その答えはYesです。 ┌────────── プレゼンテーションでは、自分のことばかり言うのではなく、『全体の引用』や『質問と回答』といったやり方を使って、徹底して相手を巻き込んでください(西脇氏) └────────── ■ 最重要! 「ブリッジ」でプレゼンテーションの全体をつなげる
そして、一番簡単で最も効果が高いテクニックが「ブリッジ」だ。これは、次のスライド(ページ)に移る前に、何かしら一言を入れてから、次のページへ送る方法のこと。前フリや接続詞を入れることで、全体がつながって聞こえる。