【インド】ＣＧパワー、ルネサスからＲＦ部品事業を取得
インドの複合企業ムルガッパ・グループ傘下の電機企業ＣＧパワー＆インダストリアル・ソリューションズは５日、半導体製造大手のルネサスエレクトロニクスと、同社の無線周波数（ＲＦ）部品事業の取得契約を結んだと発表した。取引額は3,600万米ドル（約53億4,000万円）。 ＣＧは今月４日、ＲＦ事業を保有するルネサスの米子会社および関連会社と契約を締結した。ルネサスの担当者は、「経営資源を効率化する中で事業売却を決めた」と説明。ＣＧへの売却は「同社が事業を拡大できると判断したため」と述べた。ＲＦ事業の2023年の売上高は5,600万米ドルだった。 ＲＦ事業はＣＧが新たに設置する事業体が取得する。取引は対米外国投資委員会（ＣＦＩＵＳ）などの承認を経て、約６カ月後の完了を見込む。ＣＧは、ＲＦ事業に関連する知的財産（ＩＰ）や有形資産を取得するほか、半導体設計やマーケティングなどに関わる従業員も移管する方針。
