今年も残すところ、１カ月を切りました。 何かと出費の多い師走ですが、生活に欠かせない食品の値上げが続きそうです。 帝国データバンクによりますと、１２月に値上げする食品は１０９品目とひと月あたりでは今年最も少なくなりました。 コメの価格上昇の影響を受けたパックごはんやレトルトパウチ食品などが中心です。 しかし、来年１月から４月までに値上げが予定されている食品はすでに３９３３品目に上っていて、去年の同じ時期に公表された今年の値上げ品目の見通しを大きく上回っています。 ４月の大手ビールメーカー各社の価格引き上げに伴い、缶ビールやチューハイなどアルコール飲料の一斉値上げが見込まれているほか、パン製品の値上げも見込まれていて、来春にかけて断続的な値上げラッシュが再燃する見通しです。 原材料費のほか、物流費や人件費の高騰が要因の値上げも増えていて、帝国データバンクは「来年も年間を通じて継続的な値上げが見込まれる」としています。