玉川徹、都知事選の候補者を直接取材…なぜ立候補?現職との違いは? それぞれの主張
■保守系の「受け皿」に… 災害対策と減税
今から10年前、舛添要一氏が当選した都知事選に立候補した、元航空幕僚長の田母神敏雄氏(75)。その時はおよそ61万票を集めるも、16人中4位の得票数で落選。今回、2度目の立候補となる。 玉川さん 「今回都知事選に立候補するその理由なんですけれども、これはどういうところになりますか?」 田母神氏 「小池さんが出るんだろうなと。それで誰か保守系のですね、私が考える、まあいわゆる愛国者みたいな人が出ないのかなと。自民党を見ていたらとうとう候補者を出さないというし、蓮舫さんが立候補して、そうすると誰が出るのかなと思ってですね。ちょっとこれでは私自身がですね、どっちに投票というか迷っちゃうなと。私みたいな人がいっぱいいるのではないかなと。そういう受け皿になれればいいなと思って立候補しました」 玉川さん 「都知事になられた場合には一体何をしたいと?」 田母神氏 「私はまず一つは災害に強い東京をつくりたいと思うんですね。それはこの間台湾の地震、テレビで放映されていました。見たら1日後にはですねテントがダーッと並んでもう皆さん暮らしができるようになっているんですね。すごいなと思ったんですよね。それでこれに比べ、日本は今あんな地震が起きて、能登半島でも分かるようにですね、とてもじゃないけど1日2日であんなことはできないですよね。なぜか?準備ができてないからなんですよね」 玉川さん 「そうすると東京が地震が起きても今の体制では十分な支援ができないという」 田母神氏 「多分私はできないと思いますね」 玉川さん 「他にやりたいことというのは?」 田母神氏 「都民税の減税をしたいと思っていますね。減税。国がこう景気が悪くてですね、みんな生活が苦しいときはみなさんから少しずつ集めて事業をやるというよりはですね、もう税金を取らないことで、始めから。その方がずっとこれは人間の歴史が示しているわけですよね。減税した方が国民生活が豊かになる。国も豊かになる。東京都は経済的にも財政的にもよその県に比べれば余裕があるし、減税できるのではないかなと。特に若い人たちがですね、暮らしが立ち行くようにしてあげないと結婚もできないし、少子化は進むしですね。だから減税を十分検討したいと思いますね」 玉川さん 「他にどういう公約が?」 田母神氏 「あとはですね、一つは都民のですね、声が今はAIが使えるからですね、いっぱい意見が入ってきてもAIに整理してもらって、国民の多数の声でこういうことがありますとかですね、AIによる目安箱みたいなものをですね。それはやっぱり国民の暮らしを都知事は守らなきゃいけないから、都民の暮らしに直結する意見が出てきたら、それを採用してですね、行政に反映していきたいなというふうには思ってますね」 出馬を表明していた元衆院議員の小林興起氏(80)は、16日、急きょ出馬を辞退。田母神氏の応援に回るという。 小林氏 「出馬しません。ただ出馬しないっていうだけじゃね。私が尊敬している田母神さんをやってちょうだいという方がいいなって思っている時に、まともな政治家がね、集まって行くっていうことが大事ですよね」