決めぜりふは「ガンバリー」ご当地応援ヒーローが見せる赤いカード 3児のパパがスーツの下に秘めた思い
■難聴の次男 障害ある人が生きやすい世の中にしたい 応援ヒーローガンバ李αを演じているのは、スーツアクター歴およそ40年の吉田和宏さん(54)です。 福岡県粕屋町で妻の理恵さん、3人の息子と5人で暮らす吉田さん。 小学3年生の次男・守李(しゅり)くんは、生まれつき難聴で、補聴器をつけて生活しています。 吉田さんは、守李くんのように障害のある人が生活しやすい社会を作りたいという思いからキャリアをいかし、3年前に「応援ヒーロー」の活動を始めました。 応援ヒーローガンバ李α 吉田和宏さん「障害があって耳が聞こえないことで、勉強についていけないのかなとか、いろいろと問題とか悩みとか今から出てくるかも知れないなと思って。自分の息子を応援できるというコンセプトで、応援ヒーローをはじめました」 父親の姿を守李くんも誇らしく思っているようです。 吉田守李くん「かっこいいと思う。」 応援ヒーローガンバ李α 吉田和宏さん「息子にそう言ってもらえると、嬉しいですよね」 最近はSNSでも発信するなど活躍の場を広げています。 応援ヒーローガンバ李α 吉田和宏さん「僕がやっていることで、『僕が』というよりもやっていることがみなさんに伝わって、それが自然に普通に人助けにつながって、優しい気持ちだったりが生まれればいいかなと思っています」 いつの時代も、ヒーローは子どもたちの憧れ。スーツの下に秘めた思いが伝わり、困っている人を助け合える社会になることを願っています。
RKB毎日放送