「楽しむことも、浸ることもできない」外国人観光客が見た渋谷ハロウィーン ハチ公像封鎖は「残念」
「混乱と暴力よりはこっちのほうがいい」
国内ではイベントの自粛が広く周知されていましたが、街頭には規制を知らずにやってきた外国人観光客があふれていました。彼らにとって、“カオス”になった渋谷は、逆に好奇の対象として映っていました。警察官に向かい、「写真を撮っていいか」と尋ねる外国人。仮装姿の日本人女性に突然カメラを向け、「やめて! 今すぐ画像を消して」と注意される外国人男性もいました。一方で、ディスカウントストアでコスプレグッズを買い、裏路地で着替える外国人女性たちの姿も……。異様なムードに刺激され、それぞれのハロウィーンの夜はふけていきました。 SNS上には、現場の実況中継とともに、「渋谷とんでもないことになってて草」「渋谷ハロウィンNOとか嘘だった……」「渋谷アホみたいに混んでてやばい」などのコメントも多数。ただ、大きなトラブルなく終えたのは、厳重な警備体制の成果と言えそうです。 前出のローランドさんは、「みんなが来るから必要なんだろうね。過去に混乱と暴力があったって言うならね。混乱と暴力よりはこっちのほうがいい」と理解。今後も一見さんの外国人観光客にどのように情報を伝えていくのかは課題の一つになりそうです。
Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム