細菌レベルの粒子数を「見える化」 業界初の空気清浄機発売へ、シャープ
シャープは3日、室内に漂う粒子数を“見える化”した「プラズマクラスター加湿空気清浄機」KI-TX100など2機種を9月12日に発売すると発表した。細菌やタバコの煙の大きさである1マイクロメートル相当の粒子を可視化する業界初の機能を搭載することで、空気環境の清浄効果を実感しやすくする狙いだ。最上位機TX100の価格は税込み14万8000円前後を想定する。 【関連写真】室内の粒子数を可視化する「AIモニター」のイメージ 新製品は、高感度ホコリセンサーでセンシングした空気の状況に、独自アルゴリズムを掛け合わせることで、1リットル当たりの粒子数を見える化する「AIモニター」を搭載。過去30分間の粒子数の変化を表示するなど、室内の空気環境を詳細に数値で確認できる。 11段階で細かく風量を抑制する「AI AUTO」モードも新搭載し、食品工場などで求められるクリーンルーム規格Class8レベルの空気環境を目指した運転を行う。 新たに搭載した「加湿内部洗浄」機能を使えば、加湿トレーにクエン酸と水を入れてボタンを押すだけで、加湿フィルターの自動洗浄が可能に。凹凸が少なく拭き取りやすい「フラットトレー」の採用で、掃除の手間をさらに軽減している。 同社Smart Appliances&Solutions事業本部プラズマクラスター・ヘルスケア事業部 国内PCI商品企画部の花房浩章部長は「”空気は『見る』時代”へと、空気清浄機を次のステージに引き上げたい」と力を込めた。
電波新聞社 報道本部