【三国ボート スポニチ後援G3オールレディース】平高奈菜 2年半ぶりV 「年末へ流れをつかみたい」
スポニチ後援の三国ボートG3オールレディース「三国レディースカップ」は6日、12Rで優勝戦が行われた。枠なり3対3の進入からコンマ06のトップスタートを決めた平高奈菜(37=香川)が逃げ切って1着。2022年5月19日のまるがめ以来と、約2年半ぶりのVを飾った。 来年1月からのA1級復帰(新勝率6.71)に花を添えるVとなった。平高が三国では22年4月1日のヴィーナスシリーズ第24戦以来4回目で、自身2年半ぶりの優勝となった。 「ホッとした。昼から想像以上に気温が上がって、試運転で三浦(永理)さんにだいぶやられて吹っ切れた。今節は乗り心地が来ていなかったので、乗れる調整をしてレースに行った。展示タイムが出ていたので抜け切ってしまえば持つと思った」 2コースから握ってきた藤堂里香を阻み、道中は2番手からジワリと艇間を詰めてきた三浦を振り切ってのVゴール。ドル箱の三国で復活を遂げた。 「最近少しずつリズムが上がっている。でも、大事なところで失敗もしていたので今回、得点率トップ通過をした後は王道(準優勝戦1着からのV)で行きたかった。A1に戻る今年の目標は達成できた。次は年末に向けて流れをつかみたい」 22年には年間4V。宮島オールスターでSG初の優勝戦進出も決めたが、昨年はまさかの不振。それでも不屈の闘志ではい上がってきた。 優勝賞金120万円などを獲得して今年の賞金額は3100万円オーバー。女子ランク7位とした平高の次走は下関のG2レディースチャレンジカップ(19~24日)を予定。クイーンズクライマックス(プレミアムG1、12月28~31日、蒲郡)へ向けて、さらにリズムを上げたい。 ◇平高 奈菜(ひらたか・なな)1987年(昭62)7月7日生まれ、愛媛県生まれの37歳。香川支部の100期生として07年5月11日にまるがめでデビュー。G1は20年12月31日の浜名湖クイーンズクライマックスを制覇。通算145優出34V。同期に川野芽唯、桐生順平、宮地元輝、鎌倉涼ら。1メートル60。血液型B。