【帯広記念】メムロボブサップの連勝ストップ!コウテイが大金星「ばんえい記念に向けて頑張る」
<帯広記念>◇2日=帯広◇BG1◇ダート200メートル◇4歳上◇出走5頭◇1着賞金500万円 【写真】帯広記念で大金星のコウテイが口取りに臨む 現役最強馬メムロボブサップ(牡9、坂本東)の連勝が8で止まった。第2障害を先頭で通過した2番人気コウテイを最後まで懸命に追ったが、約1馬身差(2秒2差)をつけられ、2着に敗れた。2番人気で制したコウテイ(牡8、槻舘重)はこれが重賞初制覇。今季無敗の強敵相手に大金星となった。 メムロボブサップは昨シーズン最終戦だった3月のばんえい記念で2着に敗れたものの、今シーズンは4月のスプリングCから無傷の8連勝。この日も単勝1・1倍という断然の人気だったが、最後はトップハンデ(930キロ)が響いたか。帯広記念は初挑戦だった22年に9着。23、24年はいずれも1番人気で2着に敗れており、これで3年連続の1番人気2着という悔しい結果になった。 コウテイの西将太騎手は「うれしいのと、ホッとした気持ちがあります。あと1歩が届かない展開が多かったので、今日はしっかりと1着でゴールできてよかったです。スタートからあまり先頭と離れないで進めたので、良いレースができると思いました。道中は他の馬のことはあまり気にせずに、この馬のレースをしたいと心掛けていました。第2障害を先頭で下りることができたので、このまま最後まで頑張ってくれと思っていました。結果、最後まで頑張ってくれて勝つことが出来ました。高重量戦でどんどん力を発揮してくれる馬なので、今後のレースも頑張ります」と力強いコメント。 管理する槻舘重人調教師も「勝てて本当にうれしいです。去年より今年の方が夏バテの回復が早かったので、その分、馬体が増えたのが良かったのだと思います。去年、30キロのハンデがあっても勝ちきれなかったので、『今年こそは頑張ってくれるかな』と期待はしていました。スピード競馬より高重量戦での勝負の方がコウテイには向いているので、雪の影響がどう出るかわかりませんでしたが、結果、良い方に出てよかったです。コウテイを応援してくれたファンの皆さん、本当にありがとうございました。これからまた、ばんえい記念(3月16日)に向けて頑張りたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします」と意気込みを語った。