2025年に行きたい芸術祭【11選】
【9月~11月】国際芸術祭「あいち2025」
2010年から3年ごとに開催されたきた「あいちトリエンナーレ」のタイトルを改め、今回から国際芸術祭「あいち2025」として行われる本芸術祭。『ArtReview』が毎年選出する「Power 100」で2024年の1位に選出されたフール・アル・カシミが芸術監督を務める。テーマは、モダニズムの詩人アドニスによる詩から着想を得て構想された「灰と薔薇のあいまに」。ダラ・ナセル、沖潤子、小川待子、アドリアン・ビシャル・ロハスをはじめ、約50組のアーティストが参加する予定だ。 会場:愛知芸術文化センター、愛知県陶磁美術館、瀬戸市のまちなか 会期:9月13日~11月30日
【9月~11月】国際芸術祭 BIWAKO ビエンナーレ 2025 "流転~FLUX"
「BIWAKOビエンナーレ」は、滋賀県の琵琶湖を中心に広がる、近江八幡旧市街、沖島、彦根市街地、鳥居本などの複数会場を舞台に、国内外のアーティストが展示を行うアートイベント。長年放置されている空き家や古民家を会場として活用することで古き良き建築の魅力を再発見し、後世につなぐ「地域再生」も目的のひとつ。歴史と伝統が根付いた街に点在する会場を巡りながら、作品とともに地域の文化や風土に触れることができる。2025年度のテーマは「流転~FLUX」となり、開催までに様々なプレイベントも行われている。 会場:滋賀県近江八幡旧市街地、沖島、彦根市街地、彦根城、鳥居本など 会期:9月20日~11月16日
【9月~11月】岡山芸術交流2025
3年に1度、岡山市中心部で開催される国際現代美術展。フィリップ・パレーノがアーティスティック・ディレクターを務め、タイトルは村上春樹の小説『1Q84』の触発されてつけられたという「青豆の公園」となる。参加ゲストには、中田英寿、ハンス・ウルリッヒ・オブリスト、プレシャス・オコヨモン、ティノ・セーガル、島袋道浩、リアム・ギリックら30組が名を連ねる。今回は、これまで無料だった屋外展示に揃え、原則有料だった屋内展示も含め、すべての会場を鑑賞料無料とする異例の試みを行う。 会場:岡山城・岡山後楽園周辺エリア 会期:9月26日~11月24日