『最高の外交官』中国のパンダ外交から見える思惑「日本がパンダが欲しいとなったら、もれなく習近平国家主席が来る」武田一顕さんに聞く現状
Q武田さんは『一帯一路の確認』という見方もあると? 「一帯一路っていうのは中国が提唱した陸と海での経済圏構想で、そこのところに重点的にパンダを貸し出す、それで経済協力を促進させようという思惑が中国はあるわけですよね」
Q敵国であってもパンダ外交に取り組む中国。では、パンダが来ない日本のことは、中国はどのように見ている? 「パンダが果たして日本に来るかということですよね。去年11月に習近平さんはアメリカに行きましたよね。そこでバイデン大統領と会った。あそこで最終的に決まるわけです。中国のパンダ外交というのはやっぱりトップが決めることなので、習近平さんが最終的には決めることになるわけです。となると、日本もパンダが欲しいんだったら、その前に習近平さんの今ずっと延期されている公式な訪日というのがありますが、それが実現しないと日本にパンダが来ることは難しいと中国の外交関係者が言っていました。従って、パンダが欲しいとなったら、もれなく習近平さんが来る。そういうことですね」 (2024年5月10日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)