ラピダス、生産準備は「順調」 IBM、100人受け入れ
米IBMで研究開発部門を統括するダリオ・ギル氏は12日、東京都内で記者会見し、協業先で次世代半導体の国産化を目指すラピダスについて、準備が順調に進んでいるとの認識を示した。米国の研究所で受け入れたラピダスの技術者は100人に達した。「非常に有能な技術者たちで連携は友好的だ」と強調した。 ラピダスは、北海道千歳市の工場で2025年4月に試作ラインを稼働させ、27年から量産を始める予定だ。ギル氏は「全てスケジュール通りだ」と強調。原っぱだった土地に工場の建設が進む状況を「ラピダスだけでなく、日本全体がこうした状況をもたらした」と述べ、半導体産業を支援する国の姿勢も評価した。