海外メディアも宮田笙子の喫煙&飲酒でのパリ五輪辞退問題に注目…東京五輪で棄権した米国“女王”バイリスに重ねてメンタルヘルス問題を指摘も
米CBSニュースも、宮田の今回の問題の経緯を説明した上で「この19歳の体操選手のコーチを務める原田氏は、宮田の行為は向こう見ずだが、五輪で競う“プレッシャー”に悩まされていたことを認めた。宮田は日本選手権の覇者だ」と報じた。 同メディアも「前回の東京五輪では、米国女子体操界のスーパースターのバイルスが競技のいくつかを棄権したことで、アスリートたちが直面するメンタルヘルスの問題が注目の話題となった。体操は、夏の五輪大会で、最も人気のある競技のひとつで、7月27日から8月5日にかけて行われる」とも記した。 ゴシップを扱う米TMZも、「日本の体操選手、宮田がパリ五輪代表から外れる…喫煙と飲酒で」との見出しを取った記事の中で「彼女はパリ五輪でキャプテンとしてチームを代表する予定だった。日本体操協会はこの問題で謝罪を発表し、宮田は、自らの行為を認め、彼女のコーチの原田氏は、国際レベルで優れたものを披露するために大きな期待があったことを引き合いに出し、この状況に同情を求めた」と伝えた。 また同サイトは、「参考までに日本では20歳以下の飲酒と喫煙が違法となっている。日本は宮田の枠を埋めず、代表5人の代わりに4人の選手で競うことになる」とも付け加えた。 代表を外れた宮田に代わり、補欠選手を繰り上げて代表に選ばなかった決定を問題視する報道も少なくなかった。 米ニューヨークデイリーニューズ紙は「(宮田の問題の)結果として、女子チームは、5人ではなく、4人で競技することになると金曜日に日本体操協会が認めた。協会は彼女の喫煙、飲酒の情報を受けた後、月曜日に19歳の宮田の調査を開始したとも明かした。このスキャンダルで、謝罪を出した日本体操協会は、現在の日本選手権覇者であるこの体操選手が(調査)翌日に彼女の行為を認めたと語った」と報じている。
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