優秀な人ほど意外な“心当たり”がきっとある、簡単なチェックリストで「老害化」の兆候を見つけよう
年齢を重ねて、もともと持っている性格が先鋭化してしまうんですよね。 自分では「このタイプには該当しない」と思っていても、若いころに誰かと口論をしたり、お店のスタッフや会社の部下を一方的に注意したり、というような経験に心当たりのある人は要注意です。 自分は高いレベルの老害力を秘めていることを認め、警戒を怠らないようにしましょう。 ■なぜ女性は大きな老害トラブルになりにくいのか 性別で見ると、「老害」と呼ばれるのは女性よりも男性のほうが圧倒的に多いことは間違いありません。おそらく、男性のほうが何かにつけてプライドが高く、「他人の目」を気にするからでしょう。いい格好をしたい。あるいは、馬鹿にされたくない。そういう思いが、すぐにクレームをつけるなど、老害的行動をとる元凶になります。
女性よりも男性に多いというのは、おそらくみなさんの認識と一致するのではないでしょうか。体感的に、誰もがそういう印象を持っていると思います。 私はこの背景に、女性の恐れ知らずなところが男性よりも社会的に許されやすい風潮があることが、大きく影響していると考えます。 懐かしい言葉でいうと、「オバタリアン」がその象徴です。なぜか、中高年女性の“痛い行動”は許容される土壌があるんですよね。だから女性の場合、大きな老害トラブルになりにくい(逆にいうと男性のほうがなりやすい)のではないでしょうか。
とはいっても当然、女性にも老害とみなされる人はいます。お店のスタッフにクレームを入れる場合、男性は大声でまくし立てるタイプが多いですが、それに対し女性は粘着質といいますか、時間をかけて同じ主張を続けるタイプが目立ちます。 男性に多いのは精神的に圧をかける老害のパターン。 女性に多いのは相手の時間を奪う老害のパターン。 同じシチュエーションでも、このような質の違いがあるという印象です。あくまでこれは私見であり、平均的な話になりますが。