優秀な人ほど意外な“心当たり”がきっとある、簡単なチェックリストで「老害化」の兆候を見つけよう
※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください 下の世代とは、そもそもかかわる機会が少ないため、溝を埋める努力をしなくても生活に支障はないかもしれませんが、同世代と溝ができてしまったら、そうはいかないでしょう。 年齢を重ねると、参加しているコミュニティが少なくなり、友人関係や仲間関係もかなり限定されてきます。このように、身体的な機能低下が原因で、コミュニティ内のメンバーとの認識になんらかの齟齬が生じることは、できれば避けたいですよね。
そのコミュニティからはじき出されてしまったら、精神的に大きなダメージを受けるでしょう。同世代だから、お互い気持ちをわかってくれている――これは大きな間違いです。高齢者ほど、同世代間に誤解や齟齬が生まれやすいことを、念頭に置いておくようにしましょう。 ■加齢とともに上がっていく「老害レベル」 年をとると誰もが「老害」と言われるようになる可能性があるということに、気づき、受けとめる姿勢になることが何よりも大切です。
「自分はまだまだ若いから大丈夫」 これは禁句と考えてください。老害力は誰にでも備わっており、加齢とともに老害レベルが上がっていくということを、決して忘れないようにしましょう。 老化は何も悪いことではありません。それをどうとらえ、どう対処していくかによって、あなたの人生は大きく変わっていくのです。行動ひとつで、若い世代からも、同世代からも、きっと老害とは思われなくなるでしょう。 誰もが老害になる可能性があるわけですが、もちろんそれは一律同じではなく、なりやすい人とそうでない人がいます。その違い、知りたいですよね。
エビデンスがしっかりしているわけではなく、あくまで私の経験にもとづく結論ですので、その点はあらかじめご承知おきください。ですが、だいたい合っていると思います。 まず、若いころから対人トラブルをよく起こしてきた人は、老害になりやすいです。とくに、性格がせっかちだったり、怒りっぽかったり、神経質だったりすると、その傾向は強くなります。あと、正義感の強すぎる人も、ここに含まれますね。 年をとると感情的になりやすくなり、このタイプの人たちは相手の行動が気に入らなかったり、間違っていたりすると感じると、すぐに態度や口に出してしまうからです。