MUFG、資産運用ロボアドのウェルスナビ完全子会社化を検討
(ブルームバーグ): 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は29日、ロボットアドバイザーによる個人資産運用サービスを提供するウェルスナビの完全子会社化を検討していると発表した。
発表によると、同日開催の経営会議に付議するとして、開示すべき事実が発生した場合には速やかに公表するという。
同日付の日経新聞は、MUFG傘下の三菱UFJ銀行が近くウェルスナビの株式公開買い付け(TOB)に踏み切り、全株を取得して完全子会社化する方針だと報じた。少額投資非課税制度(NISA)の普及を受け、資産運用関連サービスを強化する。
三菱UFJ銀とウェルスナビは2月、資本業務提携を締結し、三菱UFJ銀がウェルスナビに15%を出資した。
ウェルスナビの時価総額(今月28日時点)は628億円。29日の取引は買い気配で始まり、気配値はストップ高となる前日比300円(28%)高の1358円を付けた。MUFGの株価は同0.7%高の1780円。
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Taiga Uranaka, Eddy Duan