米、ロシアの攻撃は「実験用の中距離弾道ミサイル」 事前に情報共有
米国政府は21日、ロシアがウクライナに実験用の中距離弾道ミサイルを発射したとの見解を明らかにした。国防総省のシン副報道官によると、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の「RS26」の設計を基にした新たな兵器で、戦場での使用は初めてだという。 ウクライナ空軍は、ロシア軍が21日の中部ドニプロへの攻撃に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を使ったと発表していた。米国は異なる見方を示したことになる。 シン氏は記者会見で、発射の直前に、ロシア側から米国に通知があったと語った。またホワイトハウスのジャンピエール報道官によると、米国はロシアがこの兵器を使って攻撃してくる可能性があると察知し、ウクライナや同盟・友好国に数日前から情報を共有して準備を促していたという。
朝日新聞社