更年期の「冷え」はツボと整体で“自力解消”。快適に過ごすために取り入れたいこと
更年期にはホットフラッシュのような熱症状が現れる一方で「冷えに悩まされている」という方も多いのではないでしょうか。医師の高尾美穂先生によると「どちらにせよ、体温調節がうまくいっていないのが原因です。服装で調整するなど、快適に過ごす工夫を」とのこと。そこで今回は、簡単にできる冷えに効くセルフケアのコツを高尾美穂先生と鍼灸師の柳本真弓さん、矢上予防医学研究所ディレクターの矢上真理恵さんが解説します。
冷えに効くツボ【三陰交(さんいんこう)】
骨盤内の血流をよくする、女性には欠かせないツボ。東洋医学で「腎(じん)」「肝(かん)」「脾(ひ)」の3つの臓器が交わるといわれる場所。 「血の巡り、とくに骨盤内臓器の血流をよくする“女のツボ”です。胃腸の働きを整える作用も」(柳本さん)
冷えに効く自力整体【踏み込み】
足を交互に踏み込むことで、足の裏から腎臓につながる経絡(けいらく)を刺激。 「体にたまった余分な水分が排出され、冷えが改善します」(矢上さん)
●ゆっくり足を踏み込む
ゆっくり呼吸しながらひざを交互に曲げてかかとを上げ、足を踏み込む。左右各5秒ずつ3回行い、足の裏がほぐれるのを感じる。 【ポイント】 左足で踏み込んでいるときは対角線上の右手で床をしっかり押すように意識すると、体の動きが連動して効果的。 ふくらはぎや太ももの裏の筋肉を伸ばす。左右各5秒×5回。 ※ツボ押しや自力整体、漢方養生などを行う場合、妊娠中やその可能性がある方、持病のある方は事前に医師と相談してください。また、試してみて痛みや不調があるときは、すぐに中断してください。 ※西洋医学に基づかない鍼灸やマッサージ、アロマセラピーは体質改善を目指すものであり、効果・効能には個人差があります。
ESSE編集部