「まるで社会人投手」「未来予想図を超えた!」鶴岡東のU-18代表候補左腕・櫻井椿稀の快投に両指揮官が絶賛!
<第106回全国高校野球選手権大会:早稲田実1ー0鶴岡東>◇15日◇2回戦◇甲子園 【一覧】夏の甲子園出場を決めたU-18代表候補23人 早稲田実業(西東京)vs鶴岡東(山形)の一戦は、延長10回裏に早稲田実業がエース・中村 心大投手(2年)のサヨナラ打でベスト16入りを決めた。この試合は鶴岡東の櫻井 椿稀投手(3年)の投球が光った。常時130キロ台前半の速球、スライダー、カーブを織り交ぜ、プロ注目のスラッガー・宇野 真仁朗内野手(3年)を無安打に抑えるなど、一歩も引かなかった。この快投を、両指揮官は絶賛した。 和泉監督は「まるで社会人野球の投手の投球でした」と変幻自在の投球に手を焼いた。そして佐藤監督は「入学当時は打撃がよくて、外野手でした。ただ投手として想像以上に成長しましたね。当時、描いていた未来予想図を超えました。今回の投球については、彼の素質からすれば、驚きはありません」と語る。 櫻井は「早稲田実業さんの打撃力から考えれば、打撃戦を覚悟していましたが、自分でも想像以上の投球が出来たと思います」と手応えを感じる投球だった。ただサヨナラ打の場面について、「ずっと低めを投げ続けることができたのですが、あの1球だけ浮いてしまいました。唯一の失投です」と悔やんだ。 次のステージについて、「大学野球を続けることを考えています。大学では二刀流として活躍できる機会があれば」と語った。二刀流についてもこだわりを明かした櫻井。類まれな野球センスを大学野球でも発揮する。