艶消しブラックに秘められた飛びの秘策とは? コブラ『ダークスピードX ドライバー』【ヘッドデータ分析で判明】
実際に試打したところ、アドレスではオープンフェースで球をつかまえ過ぎないイメージが出ていますが、前作よりもアップライトな感覚があり、ヘッドの後方が高いハイバック形状で、インパクト付近をレベルにスウィングすると、厚いインパクトをしやすかったです。 試打シャフトが軟らかめの設定だったことと、”クラブ長さが短くなっている”ことを踏まえると、へッドスピードが42~43m/sくらいのゴルファーも振りやすそうです。 一番の特徴は厳しいリアルロフト設定で、10.5度表示ながらも実際には9.0度と立っていることから、”球を上げるためにはある程度の腕前が必要”です。その反面、低めの打ち出し角度と重いヘッド重量でボール初速が出しやすくなっています。 ヘッドの重心深度は深くなく、大慣性モーメントを狙った設計ではないので、最近の大慣性モーメントヘッドに比べてヘッドの操作性はまずまず良く、インテンショナルにドロー、フェードと弾道が操作しやすくなっています。 ヘッドに配されているウェイトを入れ替えると、球が上がりやすくなり、スピン量が増えて弾道の安定感が上がりました。 ※週刊ゴルフダイジェスト2024年6月4日号「ヘッドデータは嘘つかない!」より
週刊ゴルフダイジェスト