マカオGPのFIA GTワールドカップでETSレーシング・フューエルの100%カーボンニュートラル燃料を使用へ
11月8日、FIA国際自動車連盟は11月14~17日にマカオ市街地のギア・サーキットで開催されるマカオグランプリのFIA GTワールドカップで、ハルターマン・カーレス社製のカーボンニュートラル燃料であるETSレーシング・フューエルのバイオ由来100%燃料を使用すると発表した。 【鈴鹿でGT300用にテストされたETSレーシング・フューエル】 マカオグランプリの数あるレースのうち、GT3規定車両を使って争われるFIA GTワールドカップは、今季は6メーカー23台がエントリーし、世界で活躍するトップドライバーたちが覇を競う。そんな一戦で、今季はFIA GTコミッションのフューエルロードマップに従い、ETSレーシング・フューエルのバイオ由来100%燃料『RenewaBlaze』を使用することになった。 FIA GTワールドカップでは、2023年に50%のカーボンニュートラル燃料を採用したが、今シーズンはバイオ由来100%燃料が使用されることになる。FIAによればこの燃料はわずかなエンジンマッピング調整のみが必要とされ、今シーズンのFIA GTワールドカップに向けてテストが繰り返されてきたという。 ETSレーシング・フューエルのバイオ由来100%燃料バイオ由来100%燃料『RenewaBlaze』は、日本ではスーパーGT GT500用に『GTA R100』が、二輪全日本ロードレースのJSB1000向けに『Nihon R100』が使用されているほか、2024年からGT3車両を含むスーパーGT GT300車両向けに50%の『GTA R50』が使用されている。 [オートスポーツweb 2024年11月09日]