フルタイムのパートで働いているママ友。正社員になった方が「手取り」は多いですよね?メリットはあるのでしょうか?
フルタイムパートの2つのメリット
予測年収が正社員よりも低いと聞くと、フルタイムパートが働き損に感じるかもしれません。しかし、フルタイムパートには正社員とは異なる利点もあります。この章では、フルタイムパートのメリットを2点ご紹介します。 ■大きなノルマや責任を課されにくい 正社員は、将来的な管理職への昇進などを期待され、ノルマの重い仕事などを任されることもあるでしょう。一方、フルタイムパートが管理職に昇進する可能性は低いとされるため、責任の範囲も限られる傾向にあるようです。 したがって、精神的な負担は正社員よりも軽いと考えられます。 ■ワークライフバランスを取りやすい 正社員に比べ、フルタイムパートは仕事の範囲が限られるため、残業や休日出勤も少ない傾向があります。「通常のパート以上の収入は欲しいが、家族との時間も確保したい」などのニーズを満たしやすいといえるでしょう。 また、予定の見通しが立ちやすいことで、内職なども掛け持ちしやすいと考えられます。正社員の副業は禁止されている企業でも、パートなどの非正規社員に限っては認められるケースもあるとされるため、複数の仕事に携わりたい方などの選択肢にもなるでしょう。
フルタイムパートは正社員よりも自由度が高い傾向にある
東京都の最低賃金で雇用された場合のフルタイムパートの予測手取りは、年間167万2839円~189万5884円ほどです。正社員・正職員の平均所定内給与額と比較すると、110万円~180万円程度少ないことになります。 一方、フルタイムパートのメリットには、正社員に比べて任される仕事や責任の範囲が限られ、時間的制約も緩い傾向にあることなどが挙げられます。したがってフルタイムパートは、通常のパート勤務と、正社員勤務の間を埋めるような勤務形態といえるでしょう。 出典 厚生労働省 地域別最低賃金の全国一覧 政府統計の総合窓口(e-Stat) 厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 雇用形態別 表番号1 雇用形態、学歴、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額 正社員・正職員計 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部