「カオス」状態の英王室、ウィリアム皇太子が即位すればさらに混乱？
チャールズ国王ががんと診断されたことが公表された後、その健康状態に対する不安が高まっていた2024年4月、王室関係者の間では、国王が逝去した後の対応についてまとめた「メナイ橋作戦」への注目度が高まっていました。 【写真】”平和だった頃”のチャールズ国王とウィリアム皇太子＆ハリー そして、ウィリアム皇太子が「予想されていたより早く即位する」可能性は、王室に関係するすべての人たちを「不安にさせた」といいます。 アメリカのニュースサイト、『デイリー・ビースト』は、「チャールズ国王の死を巡る秘密の計画、ロイヤルファミリーを引き裂く」というインパクトの強いタイトルとともに、ウィリアム皇太子の「国王ウィリアム5世」としての即位に向けた「プランニングとポジショニング（計画と位置決め）」は、すでに本格的に開始されていると伝えています（チャールズ国王の健康状態はその後、比較的良好とみられていますが）。
『デイリー・ビースト』によると、「ウィリアム国王の即位」は、周囲のあらゆる人たちを「ピリピリさせているようだ」とのこと。年明け以降、チャールズ国王の健康問題で危機に直面していた王室のスタッフ、ロイヤルファミリーとその側近たちには、「将来に対して抱く恐怖と疑念が急激に高まった瞬間」が何度かあったといいます。 特にスタッフや側近は、職を失う不安に駆られているとのこと。『デイリー・ビースト』は、「エリザベス女王の逝去後、担当のスタッフが容赦なく解雇されたことを考えれば、彼らがひそかにリンクトインのプロフィールを更新し始めていても、それを責められ人はほとんどいない」と伝えています。 いっぽう、記事はロイヤルファミリーについて、ウィリアム皇太子が国王となれば、仲違いしている弟のヘンリー王子が王室に戻ることは「さらに難しくなりそうだ」と指摘。さらに、チャールズ国王の死で最も大きな打撃を受けるのは、カミラ王妃だとしています。 それは、ウィリアム皇太子は王妃に「我慢しているだけ」であり、「愛情はおろか、好意を持ったこともない」ためだといいます。 新たな国王の誕生後、カミラ王妃がどのように生計を立てるのかということはもちろん（王妃は巨額の資産を保有していると伝えられていますが）、どこで暮らすことになるのかもわかりません。 そのほか、チャールズ国王は弟のアンドルー王子に対し、現在暮らしているロイヤルロッジからの退去を求めていますが、それはカミラ王妃の新たな住まいとするためではないかと推測されているとのこと。 それに対してアンドルー王子は、ウィリアム皇太子が即位後、この問題に関心を向けないことを期待して、退去を拒否しているのだとか。 ――まさに“カオスな状況”です。ただ、それでもこれは、ロイヤルファミリーにとっては「まったく異例のこと」とは言えません。
From COSMOPOLITAN US
