佐々木則夫女子委員長「非常に私と意見が合った」…ニールセン氏のなでしこ新監督就任を説明
日本サッカー協会は12日、女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」の新監督にデンマーク出身のニルス・ニールセン氏が就任すると発表した。外国出身監督が、なでしこジャパンを指揮するのは初。都内での理事会後に取材対応した佐々木則夫女子委員長は、「日本の候補者もいたが、(欧州でプレーする選手が多いため)幅を広げることも今後は必要だろうと。日本人の指導者もミックスして、すごく良い雰囲気で指導できる体制になるのではないか」と語った。 今夏のパリ五輪後に池田太監督が退任してから、「女性を指導した経験がある方」を条件にウェブでミーティング等を重ね、後任を探したという佐々木委員長。ニールセン氏が女子デンマーク代表監督時に会話したことがあるという佐々木委員長は、パリ五輪での日本の戦いを話す中で「非常に私と意見が合った。もっと勇気を持って攻撃も守備もやるということを共有していましたし、それをすごく強調していた。非常に的確な改善点や良い点も挙げてくれた」と今回の決断に至った経緯を説明。今年までMF長谷川唯ら日本人選手4人が在籍するマンチェスターC(イングランド)で女子テクニカルアドバイザーを務めており、日本選手への理解が深いことも理由に挙げた。 「会話も非常に滑らかで、伝える能力が非常に質が高いと感じた。会話しているときに非常に包容力のあると話し方をする方だったので、それも決め手」と、サッカー観だけではなく人柄も評価。契約期間についてなどの詳細は未定だと話したが「優勝を目指してやるということが我々の大きなミッション。決してベスト8を突破するだけでオッケーではなく、優勝まで導くためにやっていきましょうという話は(した)」と期待感を示した。
報知新聞社