リバプールはアーセナルと痛み分け、マンUは痛恨の敗戦
【AFP＝時事】24-25イングランド・プレミアリーグは27日、第9節の試合が行われ、リバプール（Liverpool FC）はモハメド・サラー（Mohamed Salah）の同点弾でタイトル争いのライバルであるアーセナル（Arsenal）との一戦を2‐2の引き分けに持ち込んだ。 【写真】決勝点を喜ぶウェストハムのボーウェン（その他10枚） アーセナルは9分、負傷から復帰して先発したブカヨ・サカ（Bukayo Saka）が、ベン・ホワイト（Ben White）のパスを受けて見事なボールさばきからゴールを挙げて先制に成功。リバプールは18分にビルヒル・ファン・ダイク（Virgil Van Dijk）がCKから同点弾を決めたが、43分にミケル・メリーノ（Mikel Merino）のヘディングシュートで再びアーセナルの勝ち越しを許した。 それでも後半に入り改善を見せたリバプールは81分、ダルウィン・ヌニェス（Darwin Nunez）のパスからサラーが今季公式戦8点目となる同点弾を奪った。 アルネ・スロット（Arne Slot）監督の下、今季開幕から公式戦12試合で11勝を挙げてリーグ首位でこの日を迎えていたリバプールだったが、ドローによりマンチェスター・シティ（Manchester City）と勝ち点1差の2位に転落。アーセナルはシティから5差の3位につけている。 一方、マンチェスター・ユナイテッド（Manchester United）は1‐2でウェストハム（West Ham）に敗れ、エリック・テン・ハーフ（Erik ten Hag）監督はまたも痛恨の黒星を喫した。 ユナイテッドの運命を好転させるためにどれほどの時間が与えられるのかと臆測が広がる中、テン・ハーフはいつもの冷酷さの欠如を嘆くことになった。ユナイテッドは開始直後にアレハンドロ・ガルナチョ（Alejandro Garnacho）のシュートがポストに阻まれると、さらにディオゴ・ダロト（Diogo Dalot）が相手GKルカシュ・ファビアンスキ（Lukasz Fabianski）をかわして無人のゴールを狙ったシュートがゴールの上を通過するなど、チャンスを逃して前半のうちに試合を決めきれなかった。 ウェストハムは74分、試合の流れに反して途中出場のクリセンシオ・サマーフィル（Crysencio Summerville）が滑り込みながらのシュートを決めて先制したが、ユナイテッドは81分にカゼミーロ（Casemiro）が至近距離から押し込んで試合を振り出しに戻した。 しかし最終盤、ユナイテッドのマタイス・デ・リフト（Matthijs De Ligt）のダニー・イングス（Danny Ings）に対するファウルにビデオ・アシスタント・レフェリー（VAR）が介入する劇的な展開でPKが宣告されると、これをジャロッド・ボーウェン（Jarrod Bowen）が蹴り込んでウェストハムが勝利を収めた。この結果ユナイテッドは14位に沈んでいる。 チェルシー（Chelsea）はコール・パーマー（Cole Palmer）の決勝弾でニューカッスル・ユナイテッド（Newcastle United）に2‐1で勝利し、5位に浮上した。先制点の起点にもなったパーマーは、1‐1で迎えた後半立ち上がりの47分、自らドリブルで持ち上がるとそのまま強烈なシュートを打ち込んで決勝点を挙げた。 トッテナム・ホットスパー（Tottenham Hotspur）はクリスタルパレス（Crystal Palace）に0‐1で敗れ、敵地での苦難が続いている。降格圏でこの日を迎えたパレスは、ジャンフィリップ・マテタ（Jean-Philippe Mateta）が唯一のゴールを奪い、貴重な勝ち点3を手にした。【翻訳編集】 AFPBB News
