【2024 スーパーフォーミュラ第2戦】牧野任祐がスーパーフォーミュラ初優勝!
ついにやった!牧野任祐が参戦6年目でスーパーフォーミュラ初優勝
決勝日は快晴で、気温24度、路面温度38度のドライコンディションの中行われた。41周の決勝レースは2番グリッドの牧野がリアクション、蹴り出しともに素晴らしいスタートを決めトップでターン1を通過。一方、ポールシッターの岩佐はまずまずのスタートを切るも牧野に先行を許す。岩佐は牧野を意識しすぎたか、アウト側から山本にもパスされ3位に後退してしまった。 トップにたった牧野は序盤からハイペースでレースをリード。ピットウィンドウが開く10周目には2位の山本に5秒もの大差をつける走りを見せた。 牧野に逃げられてしまった山本は岩佐を従え周回するが、10周目にピットインを敢行。上位では山本と太田が真っ先に動く格好となった。 山本がピットに入り、クリーンエアを得た岩佐は牧野を猛追。レース折り返しとなる20周目には3秒差にまで迫っていた。しかし、以降は両者のギャップは縮まらず、徐々にタイヤの消耗によりラップタイムが落ちていく。 このタイミングでトップの牧野と2位の岩佐が同時にピットイン。24周目にタイヤ交換を行うと、牧野は山本の前(実質のトップ)でコースに復帰。しかし、岩佐は山本と太田の後での復帰となり、再び牧野の先行を許す形になってしまった。 岩佐はタイヤのアドバンテージを活かし太田をパスし山本に狙いを定めていく。早く山本を攻略し、牧野を追いたい岩佐だったが、ストレートスピードが伸びず苦戦。岩佐は残り8周でようやく山本を攻略するも、牧野とは13秒もの大差がついていた。 岩佐は最後の最後までアタックを続けたが届かず。独走でチェッカーフラッグを受けた牧野が参戦6年目にしてスーパーフォーミュラ初優勝となった。力走を見せた岩佐は8秒ものギャップを詰めるも5秒足りず2位、3位には岩佐と同様に追い上げを見せた坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)が入った。 嬉しい初優勝となった牧野は感情を爆発させ、チームスタッフと抱擁。初優勝を噛み締めていた。さらに、ランキングにおいても野尻とポイントに並び、ポイントリーダーに浮上している。 ■2024年 スーパーフォーミュラ 第2戦 決勝結果(トップ10) 1 5 牧野任祐 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 41LAPS 2 15 岩佐歩夢 TEAM MUGEN +5.565 3 36 坪井翔 VANTELIN TEAM TOM’S +8.978 4 64 山本尚貴 PONOS NAKAJIMA RACING +25.812 5 6 太田格之進 DOCOMO TEAM DANDELION RACING +26.311 6 38 阪口晴南 VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING +28.385 7 3 山下健太 KONDO RACING +29.385 8 8 福住仁嶺 Kids com Team KCMG +30.041 9 16 野尻智紀 TEAM MUGEN +0.286 10 7 小林可夢偉 Kids com Team KCMG +31.419
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