【水泳】玉井陸斗「”水の国”を率先して引っ張る存在に」松下知之「自分に出来るのは結果を残すこと」100周年を迎えた日本水泳連盟が巻き返しに決意
創立100周年を迎えた日本水泳連盟が10月31日、都内で記念祝賀会を開催した。 日本水泳界は、五輪ではこれまで24個の金メダルを獲得。近年では、2004年のアテネ五輪と続く北京五輪で北島康介氏が2大会連続の2冠を達成。2012年のロンドン五輪では競泳陣が戦後最多11個のメダルを獲得するなど、世界のひのき舞台で結果を残して来た。 【画像】水に恵まれた島国の日本だからこその日本水泳連盟のステートメント 日本の水泳界全体では競泳を中心に99個のメダルを獲得している。 その一方で2024年夏のパリ五輪では松下知之が初出場で銀メダル、玉井陸斗は日本の飛び込み史上初の銀メダルを獲得したものの、若手二人の銀メダル2つに留まり、苦戦を強いられた。 鈴木大地会長(57)は次なる100年に向けて「22世紀も”水泳ニッポン”と言っていただけるように精進していきたい。強化体制は来年の世界選手権に向けて水泳ニッポンの復活への歩みをスタートさせ、いかなる環境でもベストパフォーマンスを出せることを目指す」と関係者を前に語った。 また鈴木会長は新たな連盟ロゴと英語名称変更を発表。英語名はこれまでの「Japan Swimming Federation」から「Japan Aquatics」に変更される。それにあわせて「水の国を、楽しみ尽くそう。」というステートメントも発表。 周囲を海に囲まれ、川の豊かな水に恵まれた島国の日本だからこその理念を掲げ、水泳のすそ野を広げて行く事を宣言した。 ◆ニッポン水泳界復活へ2人のメダリストの決意 この祝賀会に参加したパリ五輪・飛び込みの銀メダリスト玉井陸斗(18)は、記者団からこれからの水泳界の未来における役割を問われると。 玉井: 水泳界全体として”水の国”を率先して引っ張っていける存在になりたいと思います。自分が(メダリスト)第一号として獲れたことで、飛び込み界にも続々とメダリストが現れてくれる100年後を祈っています。これから飛び込み界が盛り上がって、たくさん飛び込み競技をする子どもたちが増えて行ってほしい。 パリ五輪・競泳400m個人メドレーの銀メダリスト松下知之(19)は、これからどんな存在になりたいかと問われ。 松下: 自分は萩野(公介)さんに憧れて水泳を頑張ってきたので、自分に憧れて頑張ってくれるような、未来の子どもたちに勇気を与えられるような選手になりたいと思っています。自分に出来ることは結果を残して行くことだけだと思います。 若い二人のメダリストが、それぞれ決意と期待を語った。 新たな100年、そして28年ロサンゼルス五輪に向け、日本水泳界の巻き返しに期待が集まる。
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