年収700万円を3800万円にした会社員が語る「人間関係の大切さ」、外資ITは「実力主義」だけじゃない
子育てに甘んじてハードワークしない人はいなくなった
もちろんBさんが営業として大きな結果を出し、会社に貢献したことは間違いない。年次昇給もあったが、後半4年間の年収の伸びは、長い間商談を続けてきた大型案件の受注が重なった成果だという。 Bさんは日系大企業で働く妻と、保育園に通う子ども2人の4人家族。Bさんいわく、妻も「働くことが好きなタイプ」で、超のつくパワーカップルと言える。 Bさんは平日は午前9時から夕方6時まで働き、子どもたちを寝かしつけた後で再び仕事に戻り、夜10時から深夜3時頃まで働くことも多いという。 夫婦ともに在宅勤務が基本のため、子育てと仕事の両立ができているそうだ。 「長時間働くことは、そこまで苦じゃありません。社員を大切にしようという経営陣の方針のおかげで、子育てにも理解があり、過ごしやすかったです。 子どもがいることで働けない時間帯があることは会社の皆が理解していましたが、一方で結果は求められます。子育てに甘んじてハードワークしないメンバーは、結果的に辞めていきました」(Bさん)
竹下 郁子