元ホテルフロントマンが客室清掃を回想、トラブルや「恐ろしき事例」も
よく暴露されている内容
1.シーツや枕カバーがきれいならば交換しない。 2.使用済みの客室用タオルで拭き掃除をしている。 3.ポット(ケトル)やコップを洗わない。またはすすぐだけ。浴槽を洗わない。 4.ゴム手袋をせずにトイレ清掃をし、そのまま手を洗わず他の部分も行っている。 1.の「シーツ等を交換しない」は宿泊者でも気付いちゃいますね。ちょっとでも使えばシワが出来ますし、パリッとした糊の感じが消えるので、やるにしても危険な行為です。 2.の「使用済みタオルで」はやろうと思えばやり易いでしょう。ただ、拭き掃除用の雑巾を使えばいいことなので、わざわざタオルでやることないよなーと私は思うのですが。 タオルは業者が回収して、クリーニングし、また配送されます。シーツなども同様です。工場ではかなり強い薬品を使って洗浄・漂白・殺菌をしているようなので、もしそうした行為があっても衛生面においては問題ないと思います。(もしかすると、とても小規模な宿は自分で洗濯しているところもあるかもしれません) 3.の「よく洗わない」は一番あるかもしれないとは思います。そんなに汚れないですから。洗面台のコップでジュースを注いで飲む人とかはあまりいません。歯磨きやうがいに使うくらいですから、口紅が付いてるとか以外は口元をキュッキュと手で洗ってお終い。とかはありそうですね。私のところではきちんと洗剤でスポンジ洗いして、専用の布巾で拭いてました。消毒済ラベルは付けません。 きれいなら浴槽(バスタブ)は洗わないか?ですが、使用していなさそうでも洗うように指示しているはずです。あとは清掃員とチェック担当の個々の問題が大きいです。 4.の「手袋したくない」はとても分かるなー。ゴム手袋をすると細かい作業がやりづらいんです。付け外しも面倒です。でも、これは自分の衛生面にも関わりますから、菌やウイルスから守るためにもしなくてはなりません。 ■清掃で物が無くなった。盗まれた 連泊中の清掃で盗難されたという話を稀に聞きますが、けっこう宿泊者の勘違いであることも多いです。ただ手癖の悪い者はどの世界でも一定数います。必ずバレるのになぜやるのか?は理解不能です。 掃除する側としては、疑われるのが嫌なので荷物にはあまり触れたくないですね。トラブルの元です。掃除し易いよう一カ所にまとめていただけると助かります。そしてゴミはきちんとゴミ箱へ。