“ポイ活疲れ”した超倹約家が明かす「5つの落とし穴」 実は気づきにくいデメリットとは
■ポイントに愛着 「ポイントは貯めれば貯めるほど愛着が湧き、減らしたくなくなり、1万ポイントの次は2万ポイント、3万ポイント……10万ポイントと目指したくなってしまいます。いつの間にか、『ポイントを貯めること』が目標になっていました」 しかし、預貯金や投資とは異なり、「ポイントは優先的に使わなければ損」だと気づいたという。最近はポイント運用(ポイントを連動指標に基づき運用する、投資のようなもの)や「ポイント利息」などのサービスも増えているが、そのままにしていれば原則として利息のつかないポイントは減る一方で、期限を過ぎれば失効することもある。 「ポイントを貯めること」が目標になると、先に指摘したように企業に「出費をコントロール」され、余計な買い物をして、時間を浪費し、管理しきれないポイントを失効する、といった負のループにはまるリスクもある。のりさんは、ポイ活は「妥協点を決めて付き合わなければ落とし穴にはまる」と警告する。 「“分かりやすい”魅力・メリットとは違い、落とし穴・デメリットは“分かりにくい”ものであり、徐々に財布と心をむしばんでいきます。ポイ活と上手に付き合っていかなければ、節約するつもりが逆に貧乏になったり、ストレスがたまったりするので注意が必要です」 (編集部・渡辺豪) ※AERA 2024年12月9日号
渡辺豪