レスリング女王・須﨑優衣「一番へのこだわり」と勝負強さの原点。家族とともに乗り越えた“最大の逆境”と五輪連覇への道
[PROFILE] 須﨑優衣(すさき・ゆい) 1999年6月30日生まれ、千葉県出身。女子レスリング選手(50kg級)。株式会社キッツ所属。早稲田大レスリング部だった父の影響で、小学校1年生の時にレスリングを始め、小学3年生の時には全国少年少女選手権で優勝。2014年(中学3年生)の国際デビュー以来、これまで海外選手に94戦無敗、国際大会は24大会連続優勝と、勝利を続けている。リオデジャネイロ五輪金メダリストの登坂絵莉など強力なライバルとの代表争いを経て出場した東京大会では、八村塁とともに日本選手団の旗手を担当。4試合すべてで1ポイントも失うことなくテクニカルフォール勝ちをし、金メダルを獲得した。UWW(世界レスリング連合)世界ランキングは1位(2024年7月現在)で、パリ五輪では連覇に期待がかかる。
インタビュー・構成=松原渓[REAL SPORTS編集部]