巨人がコーチ人事凍結、CSまさかの敗退で 橋上秀樹氏招聘報道の一方、主要ポストが…異例 関係者「親会社の上層部から待ったが」
クライマックスシリーズ（CS）敗退の悪夢から一夜明けた22日、巨人・阿部慎之助監督（45）が東京都大手町の読売新聞東京本社でオーナー報告を行った。 【写真7枚】長野、岡本和、山崎伊、萩尾…SNSでも話題になった巨人ポーズコレクション 「山口オーナーからは『来年は日本一を目指そう』という言葉をいただいた。課題は明確に出たから。打てなかったからね。何とか打撃陣を、という話。補強だったり新戦力でチーム編成できれば」 貧打解消への第一手として、2012年に戦略コーチとして球団最後の日本一に貢献した橋上秀樹氏（58）＝前オイシックス新潟監督＝の招聘が一斉に報じられた。一方で異例なのは、指揮官が続投にもかかわらず来季コーチ陣の主要ポストが、まだ明らかになっていない点だ。 就任1年目からリーグ優勝を果たしたことで、コーチ人事も「当初は今季からの微修正で済ませるはずだった」（球団関係者）が、前夜の衝撃の終戦で事態は急変。「親会社の上層部から待ったが掛かり、凍結されている」（同）。 DeNAとのCSファイナルでは全6試合でわずか9得点。得点圏では34打数1安打で打率・029という惨状が敗退に直結しただけに、何らかの〝再発防止策〟を上層部は示さないままでは次に進めない。攻撃面の人事で大ナタが振るわれる可能性もありそうだ。 （片岡将）
