名古屋・河村市長が会見 表現の不自由展について(全文1)大村知事が独断でやったこと
名古屋市の河村たかし市長は10日午後、日本外国特派員協会(東京・千代田区)で記者会見を開いた。 【動画】名古屋・河村市長が会見 表現の不自由展について(2019年12月10日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「名古屋・河村市長が会見 表現の不自由展について(2019年12月10日)」に対応しております。 ◇ ◇
こういう表現はいかんと言ったことは一遍もない
河村:じゃあ日本語でいきますけど。なるべくポイントを絞ってくれというふうに言われましたので、だから問題をまず絞りまして、4点に絞ります。まず1つは、今回のあいちトリエンナーレ問題というのは、これはいわゆる公共事業だったんです。私はいまだかつて、作家、アーティストに、こういう表現をしてはいかんと言ったことは、一遍もありません。どこかの画廊、ギャラリーとか、それから自分のうちでとか、そういうところで、河村が自分のお金でということで、こういう表現はいけないということは一遍もありません。 今回は、どうも僕が調べたところで、アメリカ、イギリスではあまりないようですけど、今回は名古屋市、それから愛知県主催、Organized by the prefecture and city of Nagoya. You know? 税金を芸術に一切使っていけないということはないです。それはやっぱり助成して、芸術を育てるという場合があるからね。そういう場合は、しかし議会があったり、それからマスコミがあったりして、ちゃんとステップがあって、そこで民主主義的なステップを取ってやることなわけ。 要するに、この場合、まず1つはやったことを認めますと、名古屋市主催ですから、愛知県もそうだけど。名古屋市民がこの展示を応援したということになるんです。ということは、これ、Government speechといいますけど、裏書き効果といいますけど、役所がこういうことを、ある芸術を主催するということは、それはいわゆる、いいことであると。市民が応援しているという裏書き効果があるといわれています。ですから、やはりきちっと慎重にというか、当たり前ですけど、役人側はやらないかん。