ユキムのノイズ・アブソーバーにLAN端子モデル
ユキムは、YUKIMU SUPER AUDIO ACCESSORYより、プラグノイズ・アブソーバーの第3弾となるLANプラグタイプ「PNA-LAN01」を、12月21日に発売する。価格は49,500円。 1977年に松下電器産業に入社し、テクニクスブランドを含むオーディオ機器の電気回路設計、LD/DVD/BDディスクプレーヤーの音声回路設計に従事、2019年の退職後は「楽音(らくおん)倶楽部」を起業した山崎雅弘氏が手掛けたアクセサリー。 LAN端子に挿すことで、機器内に充満している高周波ノイズを吸収し、本来の音楽や映像信号を整えるコンディショナーとして機能するという。 機器内に存在するノイズ成分を抵抗とコンデンサーの直列回路で吸収するほか、パルシャット(電磁波吸収シート)で、内部回路の伝導ノイズも吸収。低インピーダンスの金属製ケースを採することで高周波ノイズを吸収し、 仮想GND効果を増大させるとのこと。 音質面の効果については「機器内部の高周波ノイズを減少させることでS/Nが向上し、ノイズに埋もれていた微細な音が浮き上がり、鮮度と解像度の向上、更には、高域の抜け感、低域の伸びが改善され、立体的で広い音場の再現が期待できる。具体的な例としてS/Nの向上、低域の力感とボーカルの明瞭感アップ、豊かな立体感、スピーカーからの音離れの良さなどの効果が得られる」としている。 非磁性金属製ダイキャスト成形のLAN(RJ45)端子を採用(内部の一部パーツにスチールを使用)。ケースは肉厚な1.5mm真鍮削り出しで非磁性DRメッキ、銅-スズ-亜鉛3元合金メッキも採用した。 基板(PCB)は使わず、空中配線しているほか、その配線はアムトランス製金メッキ銅線(Φ0.7mm)を採用。そのほか、LCR製スチロールコンデンサーや、アムトランス製高音質抵抗AMRG、銀入りハンダなども採用している。 このPNA-LAN01を含む、すべてのPNAシリーズは開発者である山崎氏による厳格な試聴テストを経て出荷される。
AV Watch,酒井隆文