菅野智之オリオールズ入り…米大物記者は「松井秀喜、上原浩治という巨人の偉大な系譜に名前を連ねる」「黒田博樹をほうふつ」
巨人から海外FA権を取得した菅野智之投手(35)が16日(日本時間17日)、オリオールズと契約に合意した。単年契約で、年俸は1300万ドル(約20億円)。米スポーツ専門局ESPNのジェフ・パッサン記者が第一報を伝えた。 ◆ようこそ菅野智之…オリオールズ公式が歓迎ポスト【写真】 オリオールズが所属するア・リーグ東地区は、ヤンキースやレッドソックスという名門も含め、全5球団が10月の舞台を狙える超激戦区だ。そのため、米国を代表するライターの一人、放送局MLBネットワークのジョン・モロシ記者は「大リーグでもトップ級の激突が繰り広げられるこのア・リーグ東地区のチームを相手に、菅野以上に豊富な経験を引っ提げてやって来る投手を想像するのは難しい」と、高い期待を語った。 また、「菅野は松井秀喜、上原浩治というメジャー契約を勝ち取った巨人の偉大な系譜に名前を連ねることになった」と紹介し、「黒田博樹をほうふつとさせる。黒田は菅野と同様に30代でメジャー挑戦し、ドジャースとヤンキースにとって価値が高い投手だった。オリオールズとしては、黒田のように効果的な投球をしてくれれば最高だ」と評した。 黒田は33歳シーズンの2008年からメジャー通算7年間プレー。212試合(先発211)の登板で79勝79敗、防御率3・45をマークした。それ以降も広島に復帰して2年間で計22勝。当時の記録を更新する日米通算203勝(184敗)を積み上げた。
中日スポーツ