【陸上】競歩の下岡仁美がNARA-Xに移籍「努力し続けたい」同志社大で日本インカレV、今春卒業
奈良県のクラブ型実業団チームの「NARA-X」に、11月1日に女子競歩の下岡仁美が移籍加入したと発表した。同日に記者会見を開いている。 女子20kmは日本ICチャンプの下岡仁美が制し「来年の世界陸上を」/全日本競歩能美 下岡は大阪府出身で、泉陽高3年時にはインターハイ5000m競歩で4位、全国高校選抜3000m競歩優勝など実績を残した。同志社大に進むと、2年時の日本インカレ10000mで2位。全日本競歩能美大会20km競歩でも1時間36分32秒で3位(学生2位)に入った。 昨年の日本インカレ10000mでは45分59秒45で優勝。大学で引退を考えていたが翻意して競技を続けることを決めた。今年3月の全日本競歩能美20km競歩では1時間33分53秒で優勝。卒業後は極油産業に入社し、全日本実業団対抗選手権10000m競歩優勝、佐賀国民スポーツ大会5000m競歩3位に入っている。 下岡は平川商事株式会社に勤務しながら競技を続ける。「ご期待に添える、いや、それ以上の結果を残せるように努力し続けたいと思います」とSNSで綴った下岡。同チームでのデビュー戦は元旦競歩(2025年1月1日)になる見込み。10000m競歩では44分24秒87、20km競歩は1時間33分53秒がベスト。 NARA-Xは2017年10月に創部したクラブ型の実業団チームで、全員がおのおのの勤務先でフルタイムで勤めながら競技を続ける。
月陸編集部